脂質
脂質とは
脂質は水に溶けずにエーテルやコロロホルムなどの有機溶媒に溶ける性質。
細胞膜や核酸、神経組織などの構成成分として重要。
1gあたり9キロカロリーの高エネルギーを生み出す。
脂溶性ビタミンの吸収を助ける。
分類
- 1、単純脂質
中性脂肪、ろう(脂肪酸とアルコールが結合した構造)
中性脂肪は一般に脂肪と呼ばれ、貯蔵脂質として皮下や腹腔などに蓄えられ
必要に応じてエネルギー源として利用される。
熱伝導が低いので体温維持や臓器を保護する。
- 2、複合脂質
リン脂質、糖脂質(単純脂質に他の成分が結合した構造)
タンパク質と結合して細胞膜を形成。
エネルギー源にはならない。
- 3、誘導脂質
ステロール類があり、動物の体内に存在するステロールの多くは、
コレステロールです。
不足
エネルギー不足になり、血管や細胞膜が弱くなり、脳出血の可能性が
たかまります。
肪酸の種類(中性脂肪の構成成分)
脂肪酸は、炭素と水素が手を組んで1本の鎖状に連なった片端にカルボキシル基が
結合した構造。
飽和脂肪酸
多く含まれる食品
- 肉類、乳、乳製品の脂肪に含まれる。
脂肪酸の種類
- ステアリン酸、パルチミン酸、ミリスチン酸、酪酸、ラウリン酸(やし油)
不飽和脂肪酸(一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸)
一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)
含まれる食品
- オリーブ油、キャノーラ油、調合サラダ油
働き
- 血液中のHDLコレステロールを下げる。
過酸化脂質を作りにくい。
多価不飽和脂肪酸(n-6系脂肪酸、n-3系脂肪酸)
- n-6系脂肪酸(リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸)
体内で合成できない。(必須脂肪酸)
- リノール酸(紅花油、ひまわり油、大豆油、ゴマ油、コーン油)
コレステロール低下、動脈硬化予防、
- γ-リノレン酸(月見草油、母乳)
コレステロール低下、血圧低下
- アラキドン酸(レバー、卵白、サザエ、伊勢海老、アワビ)
免疫力、血圧低下。
- n-3系脂肪酸(α-リノレン酸、DHA、EPA)
- α-リノレン酸(シソ油、えごま油、しそ、えごま)
高血圧、心疾患、ガンを予防。
- DHA,EPA(マグロ、マダイ、サバ、ハマチ、ウナギ、サンマ、サワラ)
中性脂肪を低下、高血圧、血管障害を予防。
コレステロール
脂質の一種で脳や神経組織、肝臓などに存在。
細胞膜の構成成分として、性ホルモン、副腎皮質ホルモン、胆汁酸、
原料として重要。
リン脂質やタンパク質とともに親水性のリボタンパク質を構成し、
血液中にも存在する。
これには、4種類ある。(カイロミクロン、VLDL、LL、HDL)
LDLは、コレステロールを肝臓から、体の各組織に運ぶ。
HDLは、組織中のコレステロールを肝臓に戻す。
過剰
LDLコレステロールが増えると、血管で、酸化され、たまって動脈硬化になる。
不足
細胞膜や血管が弱くなったり、免疫力の低下になり、脳出血やガンをおこしやすなる。